どうも。正社員→非正規→・・・→正社員と、今は何とか正社員で頑張っている、(元)工場人事担当の陣ジィです。こんにちは。
一度道を踏み外してしまうと、正社員になるのは無理だという認識が意外と多いようですね。本当にそうなのでしょうか?今日は30歳のF木さんからの相談です。
でも、どうしてそう思うんですか?
でも、無理に正社員になることが本当に良いことなのでしょうか。
あなたもは物心付いた頃には「正社員」とか「公務員」という考えを押し付けられてきているのではないでしょうか。そして、学校を卒業したらすぐに正社員に。だからやっぱり正社員には強い拘りがあるのかもしれません。
というわけで、今日は
正社員になるのは無理!?なぜ正社員に拘るの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。本当に正社員になることが正義なのでしょうか。正社員になるのが無理だと諦めているなら、もう一度その意味を考えてみてはどうでしょうか。
「正社員は無理」と諦める前に考えてみよう!
まず、大きな疑問として「無理に正社員になる必要があるのか否か」ということについて考えてみましょう。前述した通り、あなたは正社員になるのが当たり前だと思っていたかもしれません。正社員に採用されない人は落ちこぼれだという認識があるのかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか?こちらの動画が上手く解説していたので、是非ご覧ください。正社員に拘っているのは日本人だけということを言っています。
動画によると、アメリカでは正社員よりも非正規雇用の方が多いということです。但し、日本とアメリカでは少し世の中の仕組みや文化が違うので、一概にアメリカのやり方が正しいとは言えません。
実は、アメリカと日本では転職時の給料が違うのです。日本で転職する場合、ヘッドハンティングされたという場合を除けば、給料が下がるのが当たり前。でも、アメリカの場合は転職によって給料が上がることが多いのです。
しかし、これからの日本はアメリカのような状態に少しずつ変化している可能性も高いでしょう。また、今ある職業がどんどん無くなり、新しい仕事がどんどん増えると言われていることからも、無理に正社員ということに拘る必要は無いのではないでしょうか。
つまり、正社員や非正規雇用ということに拘らず、自分のやりたいことを仕事にするということが最も良いと思われます。その辺りのことについては、こちらの記事も参考にしてください。

とは言え、今の日本は無理にでも正社員になっておいた方が色々とメリットがあります。そして、正社員になるということだけを考えると、意外とハードルが低いものなのです。決して無理というわけではありません。
では、何故あなたは「正社員になるのが無理」と思ってしまうのでしょうか?
正社員になるのが無理だと思う理由
一旦正社員を退職し、別の会社の採用試験を受けてもなかなか受からないということがあります。そんな時は、
と考えてしまいがちです。
では、なかなか正社員になれないのは何故なのでしょうか?理由として考えられることは、次の3つです。
- 自分の要求が高過ぎる
- 会社側の求める要求が高過ぎる
- 会社側の要求が高そうに思えて諦めてしまう
もう少し具体的に見て行きましょう。
自分の要求が高過ぎる
より良い待遇の会社を求めることは悪いわけではありません。誰しも待遇の良い会社の正社員になりたいと思うものです。しかし、自分の要求が高過ぎる場合、ちょっと無理があるでしょう。

理想が高過ぎて正社員になれない
例えば、
- 出来るだけ年収の高い会社
- 定年退職まで安心して働ける会社
など。他にもあるかもしれませんね。しかし、高待遇の会社というのはなかなか見付からないものです。もう少し現実を見て探しましょう。
会社側の求める要求が高過ぎる
会社側の求める要求が高い場合にはいくら応募しても正社員として採用されることは無理でしょう。例えば、今まで事務仕事をしたことがないという人が事務職を希望しても難しいかもしれません。
事務に有効な資格をいくつか取得しているのなら、正社員として採用される可能性は高くなると思いますが、そうでなければ無理でしょう。
ですから、その場合は3ヶ月から半年間くらいかけて資格取得の勉強をすることをお勧めします。できるだけ、半年以内に目処が立つようにするのが良いでしょう。

会社側の要求が高そうに思えて諦めてしまう
また、会社側の要求が高そうに見えて、実はそれ程高くないという場合も考えられます。先程の項目と矛盾しているのですが、会社の方針によって大きく異なるので、その場合には挑戦してみるのが良いでしょう。
会社によっては、資格やスキルが無くても仕事をしながら学べば良いという考えのところもあります。その辺りについては面接時などに意欲を見せれば正社員として採用される可能性も高いでしょう。
日本人はとにかく完璧を求めてしまう傾向があり、
と考えてしまう人が多いようです。しかし、何事も挑戦。常に学ぶ姿勢が大事ですね。
では、正社員になったらどのような良いことがあるのでしょうか?そして反対に良く無いこともあるのでしょうか?正社員のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
無理にでも正社員になることのメリット

正社員のメリットとデメリット
無理に正社員になる必要は無いと思いますが、それでも正社員のメリットを考えるとどうでしょうか?パッと思いついた正社員のメリットは次の3つ。
- 社会的に信用され易い
- 給与面で有利
- 福利厚生が充実している
順に見て行きましょう。
正社員というだけで社会的に信用され易い
信用という点においては、正社員は非正規の比ではありません。

正社員というだけで信用される
例えば家や車などの大きな金額の買い物をする時でも、正社員というだけで信用されるのでお金を借り易いということがあります。
非正規の場合は1年契約であったり、半年契約であったりということがあります。ですから、非正規のでローンを組むということは実質不可能になります。また、金融機関などでなく、一般的な印象としても信用され易いでしょう。
それは、あなたへの信用というよりも、会社の信用かもしれません。しかし、利用できるものは利用した方が良いですよね。
正社員というだけで給与面は圧倒的に有利!
例えば、期間工なんかの場合は給与面でそれ程不満がないかもしれません。寧ろ正社員よりも多い可能性もあります。
しかし、安定と言う点においては正社員の方が圧倒的に有利です。ずっとその会社の正社員であり続けると考えれば、期間工のように短期間ではなく、長期間の雇用が約束されているようなものです。

正社員は給料が高い
また、賞与という点においても、非正規雇用の場合は無いでしょう。あったとしても正社員とは差をつけられてしまいます。
正社員というだけで福利厚生で得しているケースも!
福利厚生と言うと、一番に思いつくのが社会保険です。しかし、社会保険に関しては派遣社員や期間工などでも差があるわけではありません。
では、どのようなところで差があるのでしょうか?

正社員は福利厚生で社員旅行も
一概には言えませんが、派遣社員などは派遣会社の利益が従業員に還元されることはまずないでしょう。それは長く働いてもらう必要も無いからです。しかし、正社員の場合はどうでしょうか。会社側からすると優秀な人材はずっと抱え込んでいたいですよね。
ですから、正社員には会社の利益を還元されることが多いのです。例えば、こちら。
- 社員旅行
- 資格取得費用
- 社員研修
- 住宅手当
- 通勤手当
- 健康診断の補助
- 退職金
当たり前と思うかもしれませんが、実は当たり前ではありません。全て会社は正社員の為に利益を還元しているのです。これって大きなメリットですよね。
正社員になるデメリット
正社員のデメリットとして考えられることはただ一つ。
- 責任が大きい
これに尽きると思います。職場での人間関係のストレスなども、殆どが仕事に対する責任ということで説明が付くのではないかと思っています。
非正規雇用でも責任を追及されると思うかもしれませんが、正社員の比ではありません。何か失敗をしたり、トラブルが発生した時に対処するのは最終的に正社員の役目ですよね。
ですから、そういう部分がイヤなら無理に正社員になる必要はないと考えます。
まとめ
今日は正社員になるのは無理なのか否か、そして正社員になる必要性ということについて考えてみました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
日本の教育は正社員や公務員などの安定した職業に就くことを教えるようにプログラムされています。ですから、
- 正社員になることが当たり前
- 正社員になれない人は落ちこぼれ
という印象が強いかもしれません。しかし、実際はそんなことはありません。そして、近い将来にその考え方は覆されるのではないかと考えます。
正社員になることで得られるメリットは非常に多いと思います。しかし、責任というデメリットを考えると、安易に正社員になるという考え方にも賛同しかねます。

フリーランスとして働くという方法も
現在、フリーランスで仕事をするという人が非常に増えてきています。ですから、無理に正社員になろうとするのではなく、自分の得意分野や好きなことを仕事にして生きて行くのが一番でしょう。
しかし、あなたはなかなか自分一人で仕事をして収入を得るのは難しいと考えるかもしれません。また、自分のしたいことを実現する為にはまず資金が必要ということもあるかもしれません。
そんな時には、手軽に始められる工場での仕事をしてみてはどうでしょうか?
例えば自動車メーカーの期間工などは将来的に正社員になるという道も拓かれています。無理にでも大企業の正社員になりたいという場合にはとってもおすすめです。正社員になるということに関しては、こちらの記事もご覧ください。

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