どうも。一時期は貯金が趣味だった(元)工場人事担当の陣ジィです。通帳の額が増えるのを見るだけで幸せな気分になれた時期もあったのですが、歳と共にそういう気持ちは薄らいできました。
期間工はキツイが儲かるという話を聞いたことがありませんか?今日は期間工の貯金の話です。
期間工って、基本的にガッツさえあれば誰でもできる仕事だと思われています。確かに、学歴も資格も必要が無いのに稼ごうと思えば稼げるお仕事ですよね。
というわけで、今日は
期間工が半年でできる貯金ってどのくらい?
というテーマを取り上げてみましょう。稼げると言われる期間工とは言え、たった半年では大して貯金もできないというイメージがあります。実際に半年で200万円の貯金というのは理論上は可能とは言え、やっぱり無理がありそうですよね。
では、期間工として働いた場合の現実的な貯金額っていくらくらいなのでしょうか?調査してみましたので、ご覧ください。
期間工の貯金は月々の給料だけじゃない!
期間工として働くと、勿論月々の給料を受け取ることができますので、その給料からいくらか貯金に回すことになるでしょう。しかし、期間工の場合はそれだけではありません。例えば半年契約で期間工として働いている場合、満了日まできちんと働くことで満了金というものが支給されます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

そして、それだけではなく、更にこちらの2種類の手当てが支給されます。
- 赴任手当:2万円
- 特別手当:10万円
赴任手当は赴任した時に支給。そして、特別手当というのは、約2か月間真面目に働くと、その翌月(3か月目)の給料で支払われる手当てです。
つまり、期間工として半年間真面目に働くことで、以下の収入が得られることになります。
- 月々の給料
- 赴任手当:2万円
- 特別手当:10万円
- 満了慰労金:207,400円
- 満了報奨金:183,000円
給料以外で約39万円です。これは支給額なので、手取りになるともう少し少なくなりますが、少なく見積もっても給料以外に30万円は貯金できるのではないでしょうか。
では、月々の給料からはどれくらいの貯金ができるでしょう・・・
実際の月々の給料はどれくらい?手取りは22~25万円ってホント?
まず、実際にどれくらいの給料が貰えるのかというところを見てみましょう。
例えばトヨタの期間工募集ページに書かれている金額を見ると、月収例として27.8~30万円と書かれています。これは総支給額なので、そこから税金や保険料など控除されることになり、実際に手取りとして残るのは22~25万円というところではないでしょうか。
実際にトヨタで期間工として働いていた人が給与明細を公表している動画がありましたので、こちらを参考に見てみましょう。
やはり、給料の手取りは22~25万円ということでした。では、その手取りの中から一体どのくらい貯金ができるのかということを考えてみましょう。
実質どれくらいの金額を貯蓄に回せる?生活費はどれくらい?
期間工として働く場合、多くの人が会社が用意している寮に住むことになりますが、寮に住むことのメリットは次の2つ。
- 家賃・光熱費が無料(場合によっては負担必要)
- 食費が安い
つまり、単純に生活費が殆ど掛からないということです。これが逆に一人暮らしをしていると考えると、家賃と光熱費だけで10万円近く掛かってしまうかもしれませんし、一人暮らしの食費というのも思ったよりも高くついてしうものです。
そういうことを考えると、期間工として働く最大のメリットは寮生活ができるという点ではないでしょうか。そして、寮生活をすることで、ある程度自由に使えるお金を残しても、10万円~15万円程度の貯金は可能でしょう。ギャンブル好きな人でもある程度の遊べる金額を差し引いたとしても、この程度の貯金はできるものと考えます。
節約が苦にならない人の場合は、寮生活をしていれば月々20万円の貯金も可能かもしれません。
では、それぞれについて半年間の計算でシミュレーションしてみましょう。
半年間の貯蓄額をシュミレーション!150万円も可?
こちらが半年間の貯蓄額を簡単にシュミレーションしてみたものです。
- 月々10万円の貯金 → 10×6ヵ月=60万円
- 月々15万円の貯金 → 15×6ヵ月=90万円
- 月々20万円の貯金 → 20×6ヵ月=120万円
そして、前述した通り給料以外の手当や報酬を30万円として計算すると、以下のようになります。
- 月々10万円の貯金 → 90万円
- 月々15万円の貯金 → 120万円
- 月々20万円の貯金 → 150万円
流石に、半年間で200万円の貯金というのは現実的では無いようです。計算すると、月々28万円の貯金をしなければ200万円には到達しないという計算になりますので、ちょっと無理ではないでしょうか。もしかすると、残業や休日出勤をかなり頑張り、更にかなり節約生活をすれば可能かも・・・
しかし、200万円は無理でも、節約が苦にならない人なら半年間で150万円の貯金が可能ということになります。これってかなり大きくないですか?
更に、これが1年、2年と積み重なっていくと、満了金の額も上乗せされていくので、貯金額はうなぎ登りですよね。
まとめ
今日は、期間工の貯金額について調べてみました。
半年間、期間工として働くと、普通の生活をしていても100万円前後の貯金は十分可能ということがわかって頂けたと思います。もし、あなたが節約生活が全く苦にならないということであれば、半年間で150万円程度の貯金も可能でしょう。
単純に考えると、半年で150万円と考えると、1年後には300万、2年後には600万・・・ということになります。実際は車や家電製品などの大きな金額の物を購入したりすると思うので、長期で貯金を貯めることは難しいかもしれません。
しかし、期間工として契約更新をし続けることで、満了金などの金額は増えるので、貯金ができる金額も増えることになるでしょう。
ですから、貯金を増やすか否かはあなた次第ということです。とにかく、期間工の最大のメリットである「生活費がほとんど要らない」というところを活かして、貯金をすることができるということだけは事実です。
冒頭で、30代前半で2千万円以上の貯金という話がありましたが、これって無駄遣いさえしなければ十分可能な貯金額ですよね。




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