どうも。工場で働いていて色んな人を見てきた(元)工場人事担当の陣ジィです。こんにちは。本当に工場には色んな人が居るので、人間ウォッチングをしていると面白いと思います。
さて、期間工として働き始めたKさんは、できることなら正社員登用試験を受けて正社員として働き続けたいと考え始めたようです。
実際に期間工から正社員になっている人も多いです。でも、何度試験を受けてもなれない人もおられますね。
期間工として採用されている人の中には、『その期間だけ頑張って乗り切ろう!』と考える人が多いようです。短期間で貯金を貯めて、スパッと辞めたいわけですね。
しかし、中にはKさんのように正社員として働き続けたいと考える人も少なくはありません。
というわけで、今日は
期間工から正社員になれない人ってどんな人?
というテーマを取り上げてみましょう。なれない人がどんな人なのかということを考えることで、逆に正社員になれる人というのもわかってくるでしょう。
期間工から正社員になれないのはこんな人!
期間工と言っても、色々な企業の期間工があります。企業によっては期間工から正社員になれる可能性があります。しかし、中には正社員登用制度が無く、期間工から正社員にはなれないという企業もあります。
例えば、期間工を多く採用しているトヨタの場合は、1年間に約4000人の期間工を雇っているのですが、実際に正社員になっているのはその内の約400人以下。つまり、1割以下ということです。
1割というのは多く見積もった場合であり、一般認識としては5%程度と考えた方が良いでしょう。
つまり、期間工として働いている内の5%~10%が正社員になっているという現状です。人数だけを見ると多いように思えますが、確率としてはかなり少ないですよね。
実は、例えばトヨタの場合は期間工として入社し、社員登用試験を受けられるのは2年目以降となります。つまり、3ヶ月、6ヶ月、1年の満了を迎えて辞めてしまうような人は社員にはなれないということですね。この時点で確率が減ります。
ということは、逆に考えると期間工として2年、3年働いていると正社員への道が拓けるかもしれません。しかし、2年目以降なら誰でも正社員になれるのかというと、残念ながらそうではありません。
では、期間工から正社員になれないのはどういう人でしょうか。簡単にまとめてみました。
- 遅刻・欠勤をしたことがある
- 勤務時間中に私語が多い
- やる気を感じられない
- 決められた手順通りに仕事をしない
- 協調性に欠ける
上記は期間工から正社員というより、社会人としての心構えのような印象ではないでしょうか。しかし、私が期間工として働いていた時、同じ期間工の中にはこうした簡単なことすらできない人が多いという印象を受けました。
社会人として当たり前のことができないのです。これでは正社員になれないのは当然ですね。企業側としても、現場の責任者を通じてきちんと見ているので誤魔化すことはできません。
では、上記のことがきちんとできていれば正社員になれるのかというと、それだけではなれない可能性が高いです。やはり、多くの期間工の中でも良い意味で目立つ存在でなければなりません。
良い意味で目立つ存在ってどのようなことでしょうか?
光っている存在でなければ正社員にはなれない!
目立つ存在。つまり、何か光る物があれば良いということです。
この辺りで一旦気持ちを落ち着かせる為に、私のお気に入りの曲を効いて下さい。Goose Houseで「光るなら」です。
そうです。あなたが主役になれば良いのです。ですから、例えば以下のようなことが当てはまるのなら、今のあなたはまだ光っていないかもしれません。つまり、あなたは今のままでは期間工から正社員にはなれないでしょう。
- 与えられた仕事をこなすだけで終わる
- 問題の原因が自分以外にあると考える
「習ってないからできない」と言ってやろうとしない人って居ますよね。わからない部分についてはきちんと質問するべきですが、はじめからできないと決めつけてしまうのは良くありません。常に前向きに捉えましょう。自主性が大切です。
それから、失敗をすぐに他人のせいにする人も問題です。失敗することは悪いことではないと思いますが、その原因を正しく分析できないということが問題です。ですから、そのような人も正社員にはなれないでしょう。
つまり、あなたが常に受け身の状態なら正社員になれないかもしれません。
では、上記のことから期間工から正社員になるにはどのように取り組めば良いのか考えてみたいと思います。
期間工から正社員になるには!最低限の3項目!
今まで、期間工から正社員になれない人について考えていましたが、今度は逆に正社員になれるのはどのような人かということについても考えてみましょう。
私が考える、正社員として採用しても良いと考える人材は、最低限次の3つの項目ができている人です。
- 時間管理ができる
- 常に目標を持って行動する
- 自分のミスを認めて報告する
では、もう少し詳しく見て行きましょう。
正社員を目指すなら時間管理ができて当たり前!
正社員というのは時間管理ができて当たり前です。遅刻が無いのは当たり前ですが、その更に先のことを求められると考えましょう。

正社員は時間管理ができて当たり前
つまり、仕事における時間管理です。与えられた仕事をだらだらと時間を使っているようではいけません。確かに、のんびり仕事をすることはラクですが、正社員を目指すのなら、なるべく時間短縮ができるように効率良く仕事をしましょう。
ですから、ただ単に与えられた仕事をこなすのではなく、自分で考えて工夫をすることも必要ということです。
正社員なら常に目標を持って行動するのが当たり前!
正社員と派遣社員や期間工との最も大きな違いは、目標設定ではないでしょうか。
同じ仕事をこなすにしても、少し上の目標を立てて、それを達成できるように努力をすることが大切です。正社員でない場合、ただただ時間が過ぎれば良いという考えになり勝ちです。しかし、正社員として働く場合には、生産の状態まで考えて行動しなければなりません。
また、目標が達成できないこともあると思いますが、その時には軌道修正すれば良いのです。常に前を見て行動するのが正社員への道でしょう。
自分のミスを認めて報告する!大事なのはミスの後!
正社員でない場合、ミスをしてもそれ程重大な事にはならないケースが多いのではないでしょうか。それは社員が全て後の処理を手伝ってくれるからです。

ミスは報告すべし
つまり、正社員になるには、ミスを冒した後のことまで考慮する必要があるということになります。その為にはまず、最低限ミスを報告することが必要。
社会人になると、まずは「報告」「連絡」「相談」の「ほうれんそう」を怠らないようにと教わりますよね。ですから、最低限のことができていなければ正社員の道は途絶えると考えた方が良いでしょう。
まとめ
今日は期間工から正社員になれない人はどういう人なのかということについて考えてみました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
私が考える、期間工から正社員になれない人というのはこんな人です。
- 遅刻・欠勤をしたことがある
- 勤務時間中に私語が多い
- やる気を感じられない
- 決められた手順通りに仕事をしない
- 協調性に欠ける
- 与えられた仕事をこなすだけで終わる
- 問題の原因が自分以外にあると考える
つまり、企業側としては上記のことを戒め、何事も前向きに取り組む人材を求めているわけです。期間工として2年目、3年目にならないと正社員登用試験を受けられないというのは、入社した時から既に正社員登用試験が始まっていると考えた方が良いでしょう。
企業側から見て、
という人材になれば良いのです。それは簡単なことではないかもしれません。しかし、普通に大企業の新卒採用の試験を受けて正社員を目指すより、自分の良いところをじっくり見て貰えるという点では可能性は高いですよね。
そして、正社員を目指すなら、最低限次の3つの項目を意識することも大切です。
- 時間管理ができる
- 常に目標を持って行動する
- 自分のミスを認めて報告する
あなたならきっと、
と声が掛かることでしょう。


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