どうも。学生時代から工場のラインでアルバイトに勤しんでいた為に学校を休みがちだった(元)工場人事担当の陣ジィです。ラインの仕事って学生だった私にとっては苦痛だったのですが、一緒に働いていた正社員の人達は何故か活き活きしていたように感じました。
今日はずっと営業関係の仕事をしていたというK川さんからの相談。営業畑で仕事をしていたということで、工場でのライン作業はもちろん未経験です。不安も大きいのではないでしょうか。
工場のライン作業というのは、毎日が同じ作業の繰り返しとなるので敬遠されそうに思えますが、実はある意味人気の職業ではないかと思います。人気の理由はライン作業故の孤独さではないでしょうか。
というわけで、今日は
工場のライン作業!正社員になったら今までと違うの?
というテーマを取り上げてみたいと思います。期間工や派遣社員、アルバイトやパートでは黙々とライン作業を行うことになるでしょう。しかし、正社員となると、ただライン作業をするだけではありません。その辺りのことを考えてみたいと思います。
工場のライン作業!正社員に求められるものは?
工場のライン作業と言っても、会社や職場によっても全然違いますし、製造している商品によっても違いますよね。こちらはトミカのイメージ映像。工場のライン作業もこんな感じだったら、毎日の作業も楽しいかもしれません。
トミカのお姉さんは一人で組み立てから箱詰め作業までを行なっているようですが、数をこなそうと思ったら結構大変な作業量かもしれません。でも、楽しそうなライン作業ですね。
さて、工場のライン作業と言うと、単純労働のイメージが強いと思います。確かに、アルバイト・パート派遣社員・期間工の場合はその通り。一つ一つの作業には創意工夫が必要かもしれませんが、基本的には単純作業の繰り返しです。
単純作業に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

では、正社員とそれ以外の場合では何が違うのかということについて考えてみましょう。
- ずっと単純作業の繰り返し
- 人間関係の煩わしさが少ない
- 責任を問われることが少ない
- 昇級・昇格などは殆ど無い
- 改善活動・サークル活動は無い
- 想定外の残業が少ない
- 最初は単純作業
- 暫くするとラインを任される
- 人間関係の煩わしさが多い
- 責任を問われることがある
- 頑張り次第で昇級・昇格の可能性は高い
- 改善活動・サークル活動などに参加しなければならない
- 想定外の残業を強いられることがある
色々な点で違いがあることがわかると思います。では、もう少し詳しく見ていきましょう。
ライン作業の責任者としての正社員
ライン作業で、ずっと同じことを繰り返して作業しているだけで給料が貰えるいうことは、ある意味非常に魅力的な仕事ですよね。ですから、K川さんのように
という人の場合は、正社員にならずに派遣社員や期間工としてライン作業を行なうことをおすすめします。
しかし、そうでない場合は派遣社員や期間工ではなく、正社員を目指すのが良いでしょう。但し、正社員になるということは、行く行くはその現場や生産ラインの責任者としての立場になる可能性があります。
そして、ラインの責任者となる前に納期と品質と改善活動という大きな壁があることを覚えておきましょう。
つまり、日々の生産に対して責任を問われる可能性が高くなり、生産性を高めるにはどうすれば良いのかということを考えていく立場になります。遣り甲斐があり、自分のスキルを高めることもできます。
しかし、遣り甲斐と比例する形で人との係わりも多くなります。人との係わりが多くなることで、どうしてもイヤな面というのも見えてきますし、上からの圧力というものも感じることになるでしょう。
まとめ
今日は、工場のライン作業ということで、正社員の仕事はどのようなものかということについて考えてみました。
一般的に、正社員と言うと『ちょっと偉い』というイメージが強いかもしれませんが、それは人間的に偉いというのではなく、仕事がエライということに他なりません。
但し、派遣社員や期間工とは違い、正社員になると頑張れば頑張っただけ認められるという側面もあるので、遣り甲斐という面では大きな違いがあるでしょう。
ただ気楽に工場のライン作業を繰り返して給料を貰い続けるのか、正社員として責任を問われる立場になって遣り甲斐を見つけるのか、それはあなた次第です。
K川さんの場合、機械のメンテナンスにも興味があるということで、何らかの資格を取得して生産技術などの方にも進めるようにと考えているようです。単純作業のライン作業もその先には色んな仕事があるものですね。


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