どうも。社会人になって初めての職場はマシンオペレーターだった(元)工場人事担当の陣ジィです。こんにちは。その時は職場の研修で2週間ずつ色んな職場を体験するということだったのですが、良い経験になったと思っています。
色々りますよね。
マシンオペレーターって何?
仕事内容って色々あるの?
実は、マシンオペレーターという仕事は広い意味で機械を操作する人のことを指す言葉なので、求人案内の「マシンオペレーター」という文字だけではどんな仕事内容なのか全くわかりません。というわけで、今日は
マシンオペレーターってどんな仕事?
ということを紹介したいと思います。モノづくりに興味があるあなたは必見です!
マシンオペレーターって何?
まずはマシンオペレーターのマシンってどんなものっていうところから。言葉だとなかなか伝わり難いと思うので、こちらの動画をご覧ください。解り易いのは動画開始から4分辺りかと思います。
動画はコンピュータ用のメモリを作っているkingstonの会社紹介ですが、メモリのメーカーだけあって、プリント基板の設計から実装、試験までの工程が全て収録されています。その中でも気になるのがマシンですね。
特にプリント基板に電子部品を実装するマシンは動きがとても良くわかると思います。そして、こういった生産設備を操作する人材がマシンオペレーターと言われる人ですね。
ところで、マシンオペレーターの操作する生産設備と言っても色々な種類があります。大まかに分類すると、次の2種類。
- 生産ラインの一部分の自動機
- 部品加工用の生産設備
知らない人には同じように思えますが、実は大きな違いがあります。では、もう少し詳しく見ていきましょう。
生産ラインの自動機は誰でも操作可能?
工場の生産ラインというと、主に部品の組み付け作業や検査工程になります。先程の動画の中でも紹介されていた電子部品を実装する装置などもそれにあたりますが、その工場でどのような製品を作っているかということによって内容は大きく異なってきます。
解り辛いので、我々が日頃使用している日用品を作る工場をそうていしてみましょう。例えばボールペン。実際の工場を見たことが無いのでどのように作られているかはわかりませんので、憶測になりますが・・・
ボールペンの部品は主にこちら(他にも必要だとは思いますが)になります。
- 本体(ケース)
- キャップ
- ペン先
- インク
ボールペン1本作るだけで、それぞれの部品を作る工程、その部品を集めて組み立てる工程があります。
生産ラインの自動機はそれぞれの部品を集め、組み合わせて作る部分を手作業ではなく機械で行う為の装置。そして、その装置を操作する人がマシンオペレーターということになります。
マシンオペレーターの主な仕事は次の通りです。
- 部品を集める(投入)
- 装置を稼働させる
- 装置の異常を取り除く
- 出来上がった製品を運ぶ
装置にも色々な種類があり、一概には言えませんが、殆どの場合が誰でも操作できるように作られています。誰でも操作できるような装置でなければ工場側がクレームを付けますので、その点は間違いないでしょう。
ですから、装置が正常に動作していれば、仕事内容としてはとてもラクな作業となります。その工場で作っている製品によっては1つ1つが重い部品の場合などもあるので、体力を消耗する場合もありますが、基本的には単純作業です。
では、部品加工用の生産設備はどのような特徴があるのでしょう。
部品加工用の生産設備は技術職!
部品加工と言ってもちょっとイメージが掴めないかもしれませんが、先程の例で言うと、例えばボールペンの外側の部分は殆どの商品はプラスチック(樹脂製)ですよね。そういった部品を製造する設備のことです。
特に自動車関係の工場では金属を加工する設備も非常に多いですね。簡単な装置なら下の写真のようなものです。
実は、こういった生産設備(工作機械)を使用するにはある程度の知識と技術が必要になってきます。勿論、未経験者でもできますが、最初は少し苦労することになるかもしれません。
ですから、マシンオペレータの求人募集で経験者優遇という場合には工作機械である可能性が高いでしょう。
知識と言う部分では、部品を加工するにあたり、機械図面を読む必要がありますので、図面の記号や数値の意味を理解できなければなりません。
また、機械を動かす為にプログラミングが必要な場合もありますので、そういった知識も必要になります。
つまり、部品加工用の生産設備(工作機械)のマシンオペレーターはスキルが必要ということになります。勿論、スキルアップも可能なので、挑戦したい場合には面接のときにアピールすべきでしょう。
では、実際にマシンオペレーターとしての仕事というのはキツイのでしょうか?
マシンオペレーターの仕事ってキツイの?
マシンオペレーターの仕事は基本的に立ち仕事が多いので、慣れるまではキツイと感じるかもしれません。また、装置によっては大きな部品を取り付ける必要があり、そのような場合には体力的にキツイと感じるかもしれません。
しかし、実際に作業を行うのは機械です。そして、機械が作業をしている間は基本的に手が空くことになります。
一般的には機械が作業をしている時間は違う作業をすることになるのですが、比較的軽作業が多いでしょう。多くの場合は不良品の処理や修正作業などが必要となるので、暇になることは無いのですが、作業としてはラクではないでしょうか。
また、一か所にジッとしているということも無いので、腰などへの負担も少ないと考えます。
まとめ
今日はマシンオペレーターという仕事について詳しく説明してみましたが、いかがでしたか?もう一度記事を振り返ってみましょう。
マシンオペレーターの求人募集の場合、操作する生産設備によって次の2種類に分類できます。
- 生産ラインの一部分の自動機
- 部品加工用の生産設備
生産ラインの一部分の自動機については、誰でも簡単に操作できる場合が多く、未経験者でもすぐに作業に慣れることができるでしょう。
一方、部品加工用の生産設備については、ある程度のスキルが必要となりますので経験者優遇という募集案件が多いようです。しかし、未経験者でもやる気をアピールすることで採用されることも可能でしょう。
スキルアップしたいなら工作機械のマシンオペレーターがオススメですが、そうでない場合は生産ラインの自動機のマシンオペレーターがオススメです。


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