転職体験談物語

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夢と希望の期間工!満了前に辞めた理由は?・・・私の体験記事(2)

前記事からの続きになります。前記事はこちら。


 
私は、期間工として人生の新しいページを刻み始めました。
 
期間工の第一の目標は3ヶ月という期間を働き切ることです。そして、できることなら6ヵ月、1年・・・と契約更新をしていきたいと考えていました。

願わくば、そのまま社員登用試験を受け、正社員になるぞ~!!

 
しかし、人生と言うのはそんなにうまくは行かないようです。
 

 
期間工として働き始め、最初の1週間は本当に辛かった。普段は使わない筋肉を使い、筋肉痛にもなりました。慣れるまでに時間が掛かりましたが、仕事の内容はすぐに覚えられるような単純な内容でした。最初の方こそ慣れない仕事で辛かったのですが、慣れてしまえば何とかなるものです。

同じ職場には同年代の女性も数名いました。その中の一人、香さん(2歳下)とも仲良くなり、毎日が楽しくて仕方ありません。

こうなってくると、

3ヶ月の満了なんてすぐだな!

とさえ思えてきたのです。基本的に引き篭もりタイプなので、頂いた給料は殆ど手付かず状態です。何度か香さんと食事には行きましたが、お互いに価値観も似ていて、質素な食事で済みました。

母には、とりあえず10万円を仕送りすると決めていたのですが、もう少し多くても良かったかも・・・
 
しかし、そんな順風満帆な期間工生活だったのですが、大きなトラブルが発生してしまいました・・・

突然のトラブル!期間工を3ヶ月の満了日前に退職?その訳は・・・

期間工として働き始め、2ヵ月が経過した頃のとある月曜に、母が右足を骨折したとの連絡がありました。

母は車の免許を持っていません。ですから、移動手段は自転車。その日は夜勤をしていて、朝7時に帰宅する予定になっていたようですが、外気温が非常に低く、路面は凍結していました。自転車に乗って帰宅しようと試みたようですが、途中で危険を感じて自転車から降りたということでした。

しかし、自転車から降りようとして足を付いたところが運悪く分厚い氷になっていたようで・・・

そのまま滑って、乗っていた自転車の下敷きになってしまいました。付近の人が救急車を呼んで病院に搬送されましたが、完全に足の骨が折れてしまい、全治3ヶ月。近くに姉が住んでいますが、姉にも家族があるのでなかなか母の世話をすることはできません。

しかし、母は言います。

心配せんでいいで。
あんたは今の仕事頑張って続けなさい!

優柔不断な私は悩みました・・・

ようやく仕事が面白くなってきたところです。仕事を途中で投げ出すようなことはできません。それに、香さんとももっと仲良くなりたいし。どうすれば良いのかわからず悩んでいても、時間だけがどんどん過ぎていきます。

私はとうとう決心しました。

一人暮らしの母を放置してこのまま期間工として働くなんてできません。夫を亡くし、さぞかし心細かったことでしょう。そんな中でも私のことを気遣ってくれる。そんな母に頭が上がりません。

期間工を辞めるということについてはとても残念な気持ちはありましたが、苦渋の決断を下すことにしました。そして、3ヶ月の満了日を迎えることなく、志半ばにして実家に帰ることになったのです。
 

冒険は視野を広めるのに最適!

実家に帰った私は、今度はコンビニのバイトはせずに、再度「はたらくヨロコビ.com」で自宅から通える職場を検索することにしました。

2ヵ月前に、同じように仕事を探した時にはコレと言った仕事が見つからなかったはず。でも、この2ヵ月で少し何かが変わったようです。変わったのは、求人サイトや工場などではなく、自分自身。

実は、たった2ヶ月という短い期間の期間工の仕事でしたが、その2ヵ月の冒険は自分の価値観を変えるには十分な期間と経験を積むことができたのです。

今まで、自分には何ができるのか、そして人生の目的は何なのか、何の為に仕事をしなければならないのか・・・ずっと考えながら仕事をしていました。

しかし、一つだけわかったことがあったのです。それは、
 
生きる為に仕事をするということ。決して仕事の為に生きるのではないということ。
 
大学を卒業したての頃は、大きな希望を持って就職しました。しかし、その夢と希望はあっという間に打ち砕かれることになります。仕事に夢や希望を持つことは悪いことではありません。しかし、私にとってその考えは無理だったのです。

仕事はただの手段。生きる為の手段でしかないのです。だから、私は自分の夢や目標を仕事以外のところで探すことにしました。まだそれは見つかってはいませんが、ぼんやりと、おぼろげに形になりつつあります。

それだけではありません。前職の経験というのは、決して無駄になることがありません。色んな場面で、ちょっとした知識が、経験が役に立つことになるのです。全く畑違いのように思える仕事でも、どこかで繋がっている部分が必ずある。そのことにも気付くことができたのは大きいですね。
 
ですから、以前は見つからなかった地元企業の求人も私にとっては宝の山のようにも思えました。どんな仕事内容でも、楽しそうに思えてきます。それは、あなたにとってはつまらない単純作業かもしれません。でも、私にとってはそうではない可能性があるのです。

そう考えると、わくわくが止まりません・・・
 

さいごに

人生というのは、なかなか思ったようにならないものです。人は皆、何度も何度も挫折を味わい、その度に何度も立ち上がって前に進みます。私はもう立ち直れないと思っていました。

しかし、そこに希望を見出せたのは、「はたらくヨロコビ.com」というサイトがあったからだと思っています。もし、あなたが少しでも違った世界を見てみたいと思ったら、その時は思い切って外の世界へ飛び出してみましょう。

その足掛かりとなるのが、こちらのサイトです。

 
私の場合は、「はたらくヨロコビ.com」との出会いによって、確実に人生が変化しました。実は、2ヵ月間の期間工で出会った香さんとはその後付き合いはじめ、ゆくゆくは結婚したいと考えています。

香さんはスタイルが良いわけでも、特別美人というわけでもありません。しかし、心のとっても綺麗な女性だったのです。私が苦しい時、悩んでいるときに、そっと背中を押してくれました。そんな女性と出会えたのも、思い切って外の世界に飛び出したからです。

もし、あの時自分の殻に閉じこもっていたままだったら・・・

考えたくもありません。本当に、人生というのは何が起こるかわかりませんね。あなたの人生も、色んな楽しいことが待っていますよ。
 

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